b.外科診療

外科診療

一般・予防手術から専門診療まで対応しております

外科は、術前・手術・術後といった周術期の管理に分けられます。

術前に関しては、検査(血液検査、レントゲン検査、超音波検査など)を実施し、その結果に応じて術前管理が必要なのか、それとも手術自体を見直さなければならないかなどを判断していきます。また、必要であれば術前に入院下での管理が必要となることもあります。

次に手術に関しては、各臓器における疾患に対する外科手術の経験を踏まえて手術にあたらせていただきます。

当院では電気メス、バイポーラー、Colibri Synthes社(整形外科手術動力システム)、ラウンドバー(骨切削)、および前十字靭帯断裂に対する手術方法であるTPLOシステムを備えており、軟部外科、腫瘍外科、整形外科および脊髄外科が実施可能であります。

最後に術後管理に関しては、血液ガス分析装置やICUユニット(酸素室)などを用いた集中管理も実施します。また入院患者のケージにはカメラでの監視も行っています。

また当院は周術期の感染予防のために手術室と手術準備室を完全に分けており、手術前の毛刈りや消毒などは手術準備室で実施することで、術後感染を予防しております。

  • 手術が有効でない疾患や状況もございますので、治療法に関してもお気軽にご相談ください。
  • 病気によっては他施設で画像診断を受けてきていただくことがあります。
Colibri:整形外科用動力システム
TPLO:前十字靭帯断裂の手術
大型犬の橈尺骨粉砕骨折整復
大腿骨遠位粉砕骨折整復
TPO:股関節形成不全の手術
大型犬の膝蓋骨外方脱臼
→大腿骨矯正骨切り術、脛骨粗面転位術、滑車溝再建術
小型犬の膝蓋骨内方脱臼→脛骨粗面転位術、滑車溝再建術
尿管結石の手術(SUB system)
短頭種気道症候群(軟口蓋切除、外鼻孔拡大術)
右下顎メラノーマ(下顎骨部分切除術)
会陰部皮下腫瘤切除