猫の皮膚肥満細胞腫①

症例

10歳1ヵ月 MIX猫(去勢・雄)

来院理由

頭の腫瘤が少し大きくなった。

身体所見

(※写真は拡大できます)

左の目頭周囲に3㎜大のドーム状の腫瘤(図1*)が認められた。

猫の皮膚肥満細胞腫
図1:白いところが腫瘤

検査

【血液検査】

  • 異常なし

【レントゲン検査】

  • 明らかな異常は認められなかった

【超音波検査】

  • 明らかな異常は認められなかった

【細胞診】

  • 大量の肥満細胞が認められた

治療方針

切除幅に注意して外科的に切除を行った。

経過

切除の結果肥満細胞腫と診断された。
最小限の切除であったが完全切除であった。その後再発は認めず経過良好。

獣医師からのコメント

猫の肥満細胞腫は顔まわりにできやすく、この子も眼瞼周囲のできものを調べてみると肥満細胞腫だった為手術で切除しました。
皮膚腫瘤では小さいがために様子見になるケースをよく耳にしますが中には今回のように悪性の腫瘍が隠れているケースもある為皮膚腫瘤がある子に関しましては大きさに関係なく一度検査してみることをおすすめします。

検査には細い針を使用しますが痛そうな様子を示さない子がほとんどです。また口腔内の腫瘤等では鎮静が必要の場合もありますがほとんどの場合は無麻酔で負担なく実施することが可能です。

この子は今回が初めて肥満細胞腫がみつかり切除しましたが、中には時間が経過してから別の場所にできる(多発といいます)子もいますし、この子は腫瘍が取り切れているため問題は無いと考えていますが、今回と同じ場所にできる(再発といいます)こともありますので定期的な定期検診も大切になります。

担当獣医師のお名前

小島 大輝

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