犬のワクチン反応性肉腫

症例


ゴールデンレトリーバー 去勢雄 1才7か月

来院理由

肩甲骨に軟らかいこぶが出来ている

身体所見

左肩甲骨部位にこぶし大の腫瘤確認

検査

【血液検査】

・異常なし

【レントゲン検査】

・明らかな骨融解所見なし

治療方針

腫瘤の生検を行い、病理検査にて「線維肉腫」と診断された。

病理検査の結果を踏まえて、拡大切除(側方マージン5 cm、深部マージン筋肉2枚)と浅頸リンパ節摘出を行った。

また、術創が広範囲であったため減張切開および低圧吸引ドレイン設置を行った。

経過

病理検査結果「線維肉腫」

年齢を踏まえ、ワクチン反応性肉腫の可能性が示唆された。

半年毎に、再発や転移がないかの検診を行っている。

ワクチン接種に関しては、血液検査にて抗体検査を毎年行っている。

担当医:林佑将

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