小型犬の前十字靭帯完全断裂に対してTPLO

症例

13歳9カ月齢、トイ・プードル、去勢雄、5.28 kg (BCS3/5)

来院理由

1ヶ月前に足を滑らせてから急に右後肢挙上

身体所見

右後肢完全挙上、その他は特異所見なし

検査

整形外科学的検査→右膝関節CrTT+、ドローワーサイン+、クリック音-

 レントゲン検査⇒ファットパッドサイン+、TPA26.0°

治療方針

前十字靭帯完全断裂→TPLO実施

損傷した半月板切除
インプラント設置
骨切り術
骨切り部位を固定
切除した半月板
術部
術後レントゲン検査(TPA:3°)
術後にロバートジョーンズ包帯法
術後レントゲン検査

経過

・膝関節内側アプローチにて膝関節へアプローチ→切断された前十字靭帯の摘出・半月板損傷部位摘出

・常法に従い、TPLO実施(TPLOプレート、径2.4 mm)、近位骨片の頭側スクリュー(1本)は一部骨切ライン    に被っていたため設置せず

・術後5日目までロバートジョーンズ包帯→術後2週間目に抜糸(すでに歩行可能)

担当獣医師:林 佑将  

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