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ブログ Vol.3
夏になれば犬や猫ばかりでなく、人やエキゾチック動物も含めたあらゆる動物で注意が必要となるのが熱中症です。熱中症は致死的な疾患ですが、しっかりと対策を行っていれば防ぐことができる疾患でもあります。
梅雨が明けたら注意
こんにちは、青葉どうぶつ医療センター夜間救急チーフ獣医師の鈴木です。今年は比較的過ごしやすい日が続いていますが、梅雨明け後は急激な気温上昇が予想されます。熱中症は命に関わる病気であり、犬や猫でも十分な注意が必要です。
動物の熱中症は人より起こりやすい
犬や猫を始めとする多くの動物は、人のような発汗での体温調整をほとんど行いません。そのため、体内にこもった熱を効率よく逃がすことができず、高温多湿な環境では人よりも熱中症に陥りやすいとされています。
熱中症の症状は?
初期の症状としては、テンポの速い開口呼吸(パンティング)がみられます。この呼吸は犬では興奮時にもみられることから、犬の飼い主さんは比較的慣れ親しんだ呼吸かもしれません。一方で、猫ではこのような呼吸は珍しいため、すぐに異常に気付かれるかと思います。
この状態から症状が進行すると、筋肉の痙攣がみられ、さらに進行すると、元気がなくなり、ぐったりし始めます。嘔吐や下痢が始まることもあります。重度の熱中症では、意識障害や発作といった脳の障害や、多臓器不全、血液凝固異常による出血などが起こり、死に至ります。
熱中症かもしれないと思ったら
熱中症が疑われる場合は、様子を見ずに速やかに動物病院を受診してください。熱中症は短時間で重症化するため、迅速な診断と治療が重要です。受診までの間はエアコンで室温を下げ、首回りなどを冷やすことが有効です。一方で、全身を冷水に浸けるなどの過度な冷却は逆効果となることがあるため注意が必要です。
熱中症を予防するために
犬や猫の熱中症の多くは、環境管理や暑熱対策が不十分であったことが原因です。太陽で熱せられたアスファルトは、日没後も熱を蓄えて熱いままなこともあり、散歩の際には十分な注意が必要です。また、近年の猛暑では、屋内でも車内でもエアコンがなければ熱中症を起こす危険性はあります。特に車内は外よりも高温になりやすいため、エアコンは必ず使いましょう。また、夏場には必要のない車での移動そのものを避けることも重要です。
先に述べた通り、熱中症は致死的な病気であると共に、防ぐことができる病気です。ご自宅では、スマートリモコンなどを活用して環境管理に努めるかたも増えてきました。熱中症を起こさないよう注意しながら、上手に夏を乗り越えて頂きたく思います。万が一、夜間に熱中症が疑われた場合には、すぐに当院、夜間救急にご相談ください。




