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vol.8
「ちょっと目を離したすきに、お菓子を食べていた。」
「薬を落としたら、いつの間にかなくなっている、、、!」
「帰ってきたら、袋がボロボロになっていた。」
動物病院では、こんな「誤食」に関するご相談を受けることが多くあります。
私たち人にとっては身近で、普段何気なく口にしたり、家の中に置いたりしているものでも、犬や猫にとっては中毒を起こす危険なものがあります。
やっかいなことに、中毒は「食べたらすぐに具合が悪くなる」とも限りません。
今回は、犬や猫がもし誤食してしまったときにどうすればよいのかをご紹介したいと思います🐶🐱
誤食に気づいたら、まず確認すべき3つのこと
① いつ食べたか
② 何を食べたか
③ どのくらいの量を食べたか
これらを確認したうえで、自己判断せず、できるだけ早く動物病院に相談してください。
そもそも『中毒』って何?
中毒とは、食べたり、舐めたり、吸い込んだりすることで、体に有害な物質が入り、さまざまな症状を引き起こすことです。
犬や猫の中毒の原因になるものは、私たちの生活の中にも沢山潜んでいます🚨
⚫︎食べ物・飲み物
⚫︎人のお薬
⚫︎サプリメント
⚫︎観葉植物や花
⚫︎殺虫剤・殺鼠剤などの薬品
⚫︎洗剤などの家庭用品
などがあります。
「うちの子はそんなもの食べないから大丈夫!」
…と思っていても、食べ物をテーブルに置いたままにしていたり、薬を落としてしまったり、ゴミ箱をあさってしまったり。
思いがけないタイミングで起こるのが、誤食です。
自己判断は危険!
「食べちゃった、、、!どうしよう😭」
そんなとき、まず思いつくのは「吐かせた方がいいのかな?」ということかもしれません。
でも、誤食=吐かせればいい、ではありません!
食べたものによっては、吐かせることで食道を傷つけてしまったり、吐いたものを誤嚥してしまう危険があります。
逆に、「薄めよう」「流し込んでしまおう」と、慌てて水や牛乳、フードなどを口にさせるのも一旦控えるべきです。水分によってかえって有害物質の吸収が早まってしまうものもありますし、胃の中に食べ物が入ることでその後の治療に影響することもあります。
また、今はケロッとしていても、数時間、数日後も何事もなく元気とは限りません。すぐに症状の出る中毒もあれば、あとから症状が出る中毒もあるからです。
さらに、同じものを食べてしまったとしても、
・動物の種類
・体重
・食べた物・量
・その子の健康状態
などによって、必要な対応も変わります。
「今は元気だし、様子を見ようかな」
「前は大丈夫だったから、今回も大丈夫だろう」
と自己判断するのではなく、誤食に気付いた時点で、まずは動物病院へ相談してください!
『食べちゃった!』そんなときはどうする?
もし愛犬・愛猫が何かを食べてしまったら、まずは焦らず落ち着いて、次のことを確認しましょう!
① いつ 食べた?
「数分前」「30分前」や「気付いた時間」など、分かる範囲で大丈夫です!
誤食から どのくらいの時間 が経ったかを知ることで、治療が変わることがあります。
② 何 を食べた?
商品名や薬の名前、植物の種類などを確認しましょう!
可能であれば、パッケージや容器を捨てずに残しておきましょう。
石油製品や鋭利なもの、腐食性物質などは、そもそも吐かせる処置ができない場合もあり、食べたものによって緊急性が異なります。
③ どのくらいの量 を食べた?
「何個」「1錠」「袋の半分くらい」など、分かる範囲で大丈夫です!
大きさなどによっては、消化管閉塞を起こしてしまわないかを考えなければなりません。
この3つのことを確認したら、動物病院へ相談をしましょう!
食べたものや量がわからない場合も、そのことをそのまま動物病院に伝えてください。
大切な家族である、愛犬・愛猫を守るために。
犬や猫は、人間のように食べていいものとダメなものを判断することができません。
そして飼い主様も、24時間ずっと見守っていることはできません。
そのために普段から誤食をしないようにする環境づくりと、食べてしまった時にどうしたらいいかを知っておくことが大切です。
「こんなことで電話してもいいのかな、、、」と思うことでも気軽にご相談してください📞
わんちゃんやねこちゃんが元気に安全に過ごせるように、普段からお家の中にある「危険なもの」を知っておきましょう。
そして誤食が疑われる場合は、自宅で無理に吐かせたり、様子見だけで済ませずに、まずはできるだけ早く動物病院に相談してください!
早めの相談が、その子を守ることに繋がります🐶🐱💖
次回予告
次回から数回に分けて、犬と猫の身近な中毒物質についてのお話をお送りします。





