皮膚糸状菌症

症例

1歳2ヵ月 Mix犬(去勢・雄)

来院理由

鼻の下と右後肢の赤みと痒みを主訴に来院

身体所見

(※写真は拡大できます)

上唇部、右後肢ともに赤みと円形脱毛が認められた(図1*, 図2*

皮膚糸状菌症・写真1
図1:上唇部の病変
皮膚糸状菌症・写真2
図2:右後肢の病変部

検査

【皮膚スタンプ検査】

  • 球菌、変性好中球、錯角化細胞が認められた

【抜毛検査】

  • 顕微鏡下にて明らかな胞子はなし

【真菌培養検査(ダーマキット)

  • 陽性

【PCR検査】

  • 真菌培養にてMicrosporum canisが認められた

【診断】
皮膚糸状菌症

治療方針

ニゾラールクリームとセファクリア錠を処方し2週間後に検診

経過

(※写真は拡大できます)

病変が良化したため終診し、再発した場合は自宅での消毒と清掃を行ってもらう(図3*, 図4*

皮膚糸状菌症・写真3
図3:上唇部
皮膚糸状菌症・写真4
図4:右後肢

獣医師からのコメント

皮膚のトラブルは様々ありますが、院内検査で原因を突き止められるものも多いです。症状が酷くなってからの治療は時間もかかり、ワンちゃんネコちゃんにとっても負担になります。特に今回ご紹介した皮膚糸状菌症は、放っておくと、体の他の場所や、同居の子にもうつるものです。

このような症状が見られたら、当院にご相談ください。

担当獣医師のお名前

栗原 万夢 / 塩入 萌絵

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