橈尺骨短斜骨折に対して、ロッキングプレート固定による整復

症例

1歳4カ月齢、トイ・プードル、未避妊雌、2.18 kg (BCS3/5)

来院理由

高さ約1mの台の上から落下してから左前肢を挙上

身体所見

左前肢挙上のみ

検査

【血液検査】
・異常所見なし

【レントゲン検査】
・左前肢:橈尺骨遠位骨幹部短斜骨折

図1・2:術前の左前肢レントゲン画像

治療方針

術式:ロッキングプレートによる内固定

・頭外側アプローチにて骨折部位を露出し、骨片を骨保持鉗子にて整復した
・ロッキングプレート(径1.5 mm, 6穴)にて固定し、術創洗浄後に閉創

図3-4:術直後の左前肢レントゲン画像

経過

術後5日目:包帯を抜去し、退院

術後1週間目:患肢負重を認める

図5-6:術後1週間目の左前肢レントゲン画像

術後2か月目:骨癒合達成した 

図5-6:術後2ヶ月目の左前肢レントゲン画像
図7-8:術後6ヶ月目の左前肢レントゲン画像

担当獣医師:林 佑将

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